株式会社フィードバック・ジャパン

代表者挨拶

医療の主役が、病院から患者へ代わろうとしています。つい5年ほど前まで、患者はあくまで病院に選ばれる立場でした。しかし今、彼らの意識は大きく変化しつつあります。マスコミでさかんに報道される、医療ミス事件の数々。ITの普及による、情報収集力の向上。こうした時代の背景により「よい病院」「よい医師」を求める意識が高まっているのでしょう。

では、その選択基準とは何でしょうか。医療技術の優劣でしょうか。もちろん、それは大切な要素です。しかし、残念ながら一般の患者には、技術のレベルはよくわかりません。

彼らに見えているもの――それは医療サービスの良し悪しなのです。
「診察のとき、しっかり目を見て話してくれているか」
「説明はわかりやすいか」
「受付の対応は丁寧か」
病院側から見て些細に思えるような、こんなことが彼らの印象をはっきり二分するのです。いったいなぜなのでしょう?答はひとつ。患者は医師や病院に、「安心」を求めているからです。

亡くなった私の父は腎臓疾患を抱え、30年に及ぶ闘病生活を続けました。その間、いくつの病院を転々としたことでしょう。医師たちの心ない言葉や対応に、絶望させられることも少なくありませんでした。だから、最後の病院にたどり着いたとき、父も家族も完全に疲労困憊していたのです。
ところが、その病院の主治医はまっすぐに父の目を見つめ、思いやりのある言葉で私たちを励ましてくれました。「一緒に頑張りましょう」。そう言ってくれた彼のひたむきな表情は今も忘れられません。あの時の安堵感。甦ってきた希望。
「医師や病院が向き合うべきなのは病気そのものではない。むしろ、病気を抱える患者や家族なのだ」そう実感しました。そのときの私と同じ思いを抱く患者は少なくないことでしょう。しかし、その思いはなかなか医療を提供する側に届かないのが現実です。

「病院の通信簿」には、彼らの本音が数多く寄せられます。彼らが何を感じ、どんな目で医師や病院を見つめているかが、痛いほど伝わってきます。
さあ、患者の声に耳を澄ませ、一歩進んだ医療へと踏み出してみましょう。
私たちフィードバック・ジャパンがお手伝いします。

株式会社フィードバック・ジャパン
代表取締役 蔵敷 健治